【最長片道切符の旅#25】甲府観光を満喫し、東海道新幹線で一気に西へ

最長片道切符の旅25日目。本日は2023年4月24日(月)。山梨県の甲府駅から旅をスタートしていきます。前日は私用で一日休んでいたため、少しリフレッシュしての再開となります。日常生活でフレッシュするのは通常とは逆な気がしますが、これも最長片道切符の旅ならではのことでしょう。

それはともかく、本日は下記の旅程にて旅を進めていきます。

【旅程: 最長片道切符の旅25日目】

■ 山梨・甲府観光
 ● 甲府駅バスターミナル (9:15発)
 ↓ 山梨交通(バス) 【04】敷島営業所⇒県立美術館~グリーンライン~昇仙峡滝上線
 ● グリーンライン昇仙峡 (9:56着)
  ・ 昇仙峡
 ● 昇仙峡滝上 (11:42発)
 ↓ 山梨交通(バス) 【04】敷島営業所⇒県立美術館~グリーンライン~昇仙峡滝上線
 ● 甲府駅バスターミナル (12:31着)
 ● 甲府駅北口 (13:00発)
 ↓ 山梨交通(バス) 【10】
 ● 武田神社 (13:08着)
  ・ 甲府市武田氏館跡歴史館
  ・ 武田神社
 ● 武田神社 (14:00発)
 ↓ 山梨交通(バス) 【11】
 ● 甲府駅北口 (14:08着)
■ 甲府駅 (14:55発)
↓ 中央本線 特急あずさ34号
■ 八王子駅 (15:49着/16:04発)
↓ 横浜線 各停
■ 新横浜駅 (16:51着/17:15発)
↓ 東海道新幹線 こだま743号
■ 豊橋駅 (19:02着)

午後まで甲府でがっつり観光を行い、その後は特急や東海道新幹線の恩恵を受けながら短時間でサクッと長距離移動をすることになります。

【9:15-14:55】 歴史や自然など見どころの多い甲府を観光(後編)

先述の通り、前日は一日休んでいたことに伴い、帰京していましたが、再び甲府駅まで戻ってきてから旅程スタートです。本音をいえば、都内在住なので、前日のうちに八王子駅まで進んでから休みに入った方がスムーズだったのですが、旅程組みがうまくいかず、無駄に1往復することに。

甲府駅

それはともかく、前回も一部だけ甲府観光をしていたこともあり、本日は甲府観光の後半となります。まずは甲府駅南口よりバスに乗り、「昇仙峡」へ。バスで行くと約40分。同じ甲府市内ではありますが、そこそこ移動した感じがします。

昇仙峡は主に甲府市内を流れる荒川(埼玉・東京の荒川とは無関係)の上流部にある渓谷で、清流や奇岩・怪石などからなる渓谷美が楽しめる場所として有名な観光地です。バスでアクセスする場合、エリア内にいくつかバス停があり、時間をかけて散策をする場合、「昇仙峡口」、遊歩道を少し散策するのであれば「グリーンライン昇仙峡」、昇仙峡を代表するスポットである仙娥滝や昇仙峡ロープウェイから最も近い「昇仙峡滝上」の3箇所があります。今回は「グリーンライン昇仙峡」で下車し、軽く散策していきます。尚、12月~3月にかけて、バスは昇仙峡口止まりとなるのでご注意ください。

昇仙峡の案内図
昇仙峡の案内図。今回は駐車場(図の真ん中付近の現在地の箇所)からロープウェイ(図の右上付近)まで歩いた。

今回、散策する範囲はバス停近くの県営駐車場から仙娥滝まで遊歩道を通り、そこから昇仙峡ロープウェイ乗り場までです。その歩行距離は約2km。ちょっとしたハイキングみたいな感じです。散策ルートを歩いてしばらくして現れるのが「覚円峰」「石門」「覚円峰」は花崗岩が水による侵食を受けて形成された約180mの非常に大きな岩でまるでタワーのように鎮座している光景が見られます。名前の由来は禅師の覚円がこの場所で修業したことに因んでいるのだとか。そんな高所で修業とか常人にはできない芸当です。また、「石門」は遊歩道を覆うトンネル状の岩。恐らく偶然この形になったと思われますが、絶妙なところでバランスを保っているように見え、地震が起こる場面など絶対に想像したくないスポットです。

昇仙峡の眺め
昇仙峡の眺め
覚円峰
覚円峰
石門

そして、遊歩道が終盤に差し掛かったところに現れるのが「仙娥滝」地殻変動によって生じた断層にできた滝で、落差は30mとのこと。飛沫を上げながら滝壺へ落下する姿は迫力があります。さらに遊歩道の階段を上がり、神社の境内を通り過ぎたところに、仙娥滝の上部を見ることができ、水が滝壺に落ちる寸前の光景を見ることができます。ここまで手軽に滝の上を見られるスポットは珍しいのでは?(知らんけど)

仙娥滝
仙娥滝の上
仙娥滝の上

そこから、店舗が立ち並ぶ箇所を通り抜けると、これにて遊歩道が終了。少し歩くと、昇仙峡ロープウェイの乗り場にたどり着きます。本格的な徒歩はこれで終了ですが、少し羽を伸ばして昇仙峡ロープウェイに乗ってみることに。山の下にある駅は仙が滝駅といい、ここから「弥三郎岳」の中腹にあるパノラマ台駅へ上ります。20分間隔で出ており、往復1,300円、意外と高い…。昇仙峡ロープウェイは1964年に開業したロープウェイで、建設当時は昇仙峡までの道が狭く、ヘリコプターで資材を運搬していたらしいです。ひょっとして料金が高いのはこれが関係しているのでしょうか。

それでは昇仙峡ロープウェイに乗車。往復してみていえることは、上りは進行方向右側後方、下りは進行方向左側が景色が良いということ。逆に上りの左側、下りの右側についてはあまり景色は見えません。この時は4月下旬で新緑の時期が近づいていたこともあり、緑の絨毯が真下に広がり、およそ県庁所在地の甲府とは思えない風景が広がります。そして、一番目立つのは下り方向の左前側に見える荒川ダム。甲府市街を洪水から守り、市民の飲み水を確保する目的で1986年に竣工したようです。

昇仙峡ロープウェイ 仙が滝駅
昇仙峡ロープウェイ 仙が滝駅
昇仙峡ロープウェイ
昇仙峡ロープウェイ
山頂駅から見る荒川ダム
山頂駅から見る荒川ダム

5分の乗車で山上側のパノラマ台駅へ到着。駅を出ると、すぐのところに富士山が眺められる「富士山遥拝所」があり、名前の通り、富士山を眺めることができます。しかし、今日はあまり視界がよくなく、上半分は見えず。また、国内2番目の高さを誇る北岳(標高3,193m)と思われる山も見えます。こちらはほかの山から顔をひょっこり出す程度ですが、山頂付近が雪を被っている姿を見せていました。

パノラマ台駅

さらに、パノラマ台駅からさらに5分間歩くと、展望台へ向かうことができるとのことで、その案内看板を発見。看板のデザイン的に気軽に行けそうな感じではあったものの、蓋を開けてみると意外とそうでもない。道中、階段等は整備されていますが、一部斜面になっており、かつ、地面は砂っぽいため、割と滑ります。
そして、いざ展望台に着くも、いわゆる観光地らしいウッドデッキのような展望台ではなく、岩壁の上にある天然の展望台。柵はなく、落ちたら死傷事故になりそうな場所です。ただ、眺めは良いので、スリルを味わいへっぴり腰になりつつ、撮影などをしていました。

富士山
富士山。上の方は雲に覆われている。
北岳のはず
北岳のはず

さらに先に行くと、15分で弥三郎岳の山頂にたどり着けるようでしたが、時間の関係で今回は断念。先ほどの滑りやすい道を引き返し駅まで戻ることとしました(後ほど調べると、展望台から山頂までの道は岩場や断崖絶壁があり、観光気分で行くと危険らしいです。訪問の際はくれぐれもご注意のほど)。その後は昇仙峡ロープウェイで山を下り、ロープウェイ乗り場最寄の「昇仙峡滝上」バス停から甲府駅までバスで引き返しました。

甲府駅へ着いた時点では時刻は12時半を回った頃。次もバスで移動するのですが、発車時刻は13時ちょうどのため、昼食は難しいと思い、甲府駅北口から徒歩1分のところにある甲州夢小路へ。甲州夢小路はかつての城下町を再現したショッピングモールですが、そこにワインのテイスティングができるお店があることを何となく調べており、そこでちょっとした時間の隙間を埋めることに。しかし、結局やっておらず、とぼとぼとバス停へ戻ることとなりました。

甲府駅北口
甲州夢小路①
甲州夢小路②

バスの出発時刻となり、再度バスで甲府駅(北口)を出発します。今度は先ほどの昇仙峡ほどの遠出はせず、約10分で行ける「武田神社」へやってきました。「武田神社」というバス停があり、武田神社はそこから徒歩1分のところにあります。前回、甲府城跡を巡りましたが、武田神社があるこの場所は甲府城が築城される前の政治の中心地でした。具体的には「武田氏館跡」という史跡となっています。実際に、武田神社の所在地は「古府中町」という地名がついており、その町名からもそのことが伺えます。

神社向かいの「甲府市武田氏館跡歴史館」(信玄ミュージアム)に寄って、改めて武田氏の功績や武田氏館跡の概要を学びつつ、武田神社へ参拝に向かいます。武田神社は武田氏館跡にある神社で、ここは武田信虎・信玄・勝頼の三代が過ごしたゆかりの地です。発掘調査の結果、当時の物品が出土したり、敷地内にも曲輪(石垣・土塁などで区切られた土地の区画のこと)など、その場所が武田氏ゆかりの地であることを証明する手がかりが複数見られる場所でもあります。

甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)
武田神社入口
武田神社入口

武田神社が祀るのは武田信玄そのもの。父・信虎が甲斐国を統一し、信玄は治水や新田開発に一役買い、いまでも地元の尊敬を集めていている甲州の英雄となっています。しかし、それがさらに神と化すレベルなので、どれだけ地元の人の支持を集めたかということがよくわかります。武田信玄というと、上杉謙信と北信濃(現在の長野県北部)への領地拡大を狙って、16世紀に川中島の戦いを繰り広げたことは有名なエピソードですが、このように足元もしっかり固めたからこその武田神社なのかもしれません。(ちなみに、対戦相手の上杉謙信の子孫ゆかりの地である山形県米沢市にも上杉謙信を祀る上杉神社があり、この旅の10日目に訪問をしています)

武田神社の拝殿に到着。1919年に創建されており、思ったよりも新しいようにも思えますが、それを越える荘厳さを拝殿から感じます。それはやはり信玄がバックにいるからなのでしょうか。

武田神社拝殿
武田神社拝殿
風林火山の大盃
風林火山の大盃

ほかにも、跡地めぐりなど境内でやることはあるのですが、昇仙峡で歩いたこともあり、疲れたため、神社を出て向かいの土産物店で休憩することに。屋外の椅子があり、「信玄ソフト」を扱っているようだったので、それを注文。山梨県の銘菓に「信玄餅」がありますが、その餅の部分がソフトクリームであり、それに信玄餅で使われるきなこと黒蜜をまぶして食べるデザートです。既に甘いソフトクリームにさらに甘い黒蜜を掛け合わせるという一見、「甘さの暴力」と捉えられかねない一品ですが、冷たいというところもあるのか、思ったほどくどくなくて美味しいです(ただ、甘い物が苦手な方は辞めた方がいいかも)。また、疲れていたこともあり、その甘さがちょうどフィットしたこともあったのでしょう。ただし、この日はこの時期にしては気温が低かったため、寒かったのも事実…。

信玄ソフト

そうこうしているとバスの時刻が近づいたため、武田神社バス停から来た道を引き返し、甲府駅へ戻りました。

【14:55発/15:49着】 甲府盆地の景色を眺めつつ、中央本線で八王子へ

甲府駅へ戻ってきたので、本日の移動を開始していきます。まずは中央本線を走る特急あずさ34号の新宿行きで、八王子駅まで向かいます。

特急あずさ号のE353系
特急あずさ号のE353系

結局、ここまで昼食を取れずにいましたが、列車までの待ち時間を使って、駅弁を準備していました。購入したのは「Wワイン弁当」。赤ワインソースのハンバーグと白ワインソースの炭火焼肉を組み合わせた山梨ならではの紅白合戦を繰り広げた弁当で、甲府駅改札内の店舗でで購入しました。そして、その前には駅ビルの酒屋さんで、ほんまもんのワインも購入。とはいえ、さすがに列車内で本格的にやるのもアレなので、今回は蒼龍葡萄酒の紙コップワイン(白)を購入していました。ワンカップのワインバージョンみたいなもので、手軽にサクッと甲州ワインを楽しめます。

あずさ号を含め、中央本線系統のJR東日本の特急列車は全車指定席。予め座席指定もしており、問題なく着席し、甲府駅を出発します。一応、自由席の代わりに、座席未指定券という、普通車の空いている座席が利用可能な切符はあるものの、結局料金は指定席と同じなので、この場合、指定席を申し込まない理由がないのです。

そして、遅めのランチタイム。先ほど買った駅弁とワインを頂きます。白ワインはキリッとした辛口のワイン。400円と比較的安いですが、この価格の割には美味しいと思います。wワイン弁当は2in1みたいな形で、先述のハンバーグと炭火焼肉はそれぞれ別の容器に入っており、それが一つの弁当になっているスタイルです。まさに紅白合戦を具現化したような感じ。両方の容器に茶飯が入っており、その上にそれぞれの料理がのっかっています。赤ワインソースのハンバーグは若干肉の水分が乾いているのを感じますが、お肉自体は旨味が詰まっていています。白ワインを使った牛肉の炭火焼の方は柔らかくさっぱりとした味わいでした。さすがに、お店で食べる料理には適わないものの、駅弁のレベルの高さを感じる一品でした。

Wワイン弁当どころか、ほんまもんのワインも含めて、「トリプルワイン」を座席のテーブルに広げてランチを楽しむ傍らでは甲府盆地の車窓が広がります。時折、車窓にはぶどうの果樹園を目にすることができ、その風景を目にしながら口にするワインは最高以外の何ものでもありません。特に、塩山・勝沼ぶどう郷駅間では線路が高台に設けられているため、進行方向右手に甲府盆地を見下ろす風景と遠目に扇状地の地形を見ることができ、特に見応えのある車窓となります。

Wワイン弁当と甲州ワイン
Wワイン弁当と甲州ワイン
Wワイン弁当の中身
Wワイン弁当の中身
車窓から見えるブドウ畑
車窓から見えるブドウ畑(東山梨・塩山駅間)
甲州盆地を上から見る(塩山・勝沼ぶどう郷駅間)

笹子峠を一通り抜けると大月を通過。猿橋・鳥沢駅間にある鳥沢鉄橋は桂川を渡る橋梁で、河床からの高さは45.4mと、結構高いところを通ります。そのため、鉄橋から見下ろす田園風景と集落がきれいに映ります。撮り鉄の方にとっては撮影スポットとしても有名だと思います。上野原駅を過ぎると一時的に神奈川県へ入りますが、相模湖・高尾駅間でほどなくして東京都へ入り、高尾駅を通過。ここからは東京近郊らしいベッドタウンの街並みを見ながら進み、まもなく乗換駅の八王子駅へ到着です。

鳥沢鉄橋からの眺め(猿橋・鳥沢駅間)
鳥沢鉄橋からの眺め(猿橋・鳥沢駅間)
八王子駅
八王子駅

【16:04発/16:51着】 首都圏制覇目前!横浜線で新横浜へ

特急あずさ号で快適な移動も束の間、八王子駅へ到着。次は横浜線で新横浜駅まで向かいます。各停の東神奈川行に乗車します。座れたこともあり、車窓についても大きな特徴はないため、ほとんどの時間はウトウト。そのこともあり、気づいた頃には新横浜駅へ到着することとなりました。

横浜線のE233系
横浜線のE233系
新横浜駅
新横浜駅

【17:15発/19:02着】 東海道新幹線で豊橋へひとっ飛び

新横浜からは東海道新幹線で豊橋駅へ行きます。距離は稼げるは、一気に西に進める気分がするはで、気分が良くなります。特急料金はかかるものの、経過日数に対して移動距離が稼げていないいま、安さよりも移動距離こそが正義です。

当時、ちょうど新横浜駅に開業したばかりの東急新横浜線と相鉄新横浜線をよそめに、横浜線ホームから東海道新幹線ホームに向かい、こだま743号の名古屋行きに乗車します。16両編成のうち、今回乗車したこだま号はうち10両が自由席。一般的には比較的乗客が少ない1号車の自由席に乗車しました。ただし、意外と混んでおり、ギリギリ窓側の座席を確保。新横浜を出発した時点では窓側はすべて埋まっており、通路側の座席にもそれなりに着席が見られました。

乗車するこだま743号
乗車するこだま743号

新横浜の次は小田原駅。小田原がこの旅で最後に通る関東地方の駅です。つまり、これで関東地方を完走することになります。関東には17日目で北陸新幹線の安中榛名駅に入ったのが最初のこと。ほかの地方にも時折入りながらあちこち回って9日間で踏破しました。発達した鉄道網があることから、同じようなところを行ったり戻ったりする、関東の旅はきつかったというのが正直です。ただ、一番複雑で遠回り感のある関東を乗り越えてしまえば、精神的にも少し楽になります。

ところで、東海道新幹線のこだま号は途中駅でのぞみ号の通過待ちをすることはよくあることですが、例によってこの列車もほとんどの駅で通過待ち。
しかも、場合によっては2本一気に通過待ち合わせをすることもあり、東海道新幹線のダイヤの過密具合とそれだけの列車本数を走らせるだけの需要の高さには改めて感心させられます。

辺りも暗くなり始めるところ、静岡駅へ到着すると、編成の真ん中付近を中心に、ホームにいかにも仕事帰りと思われる乗客の方が長い列を作って並んでいる姿が目に飛び込みます。一部の区間を除き、東海道本線には特急がないからか、静岡県内の速達移動には新幹線移動が根付いていることが垣間見えた瞬間でした。

静岡県で一番人口の多い浜松市の中心、浜松駅を出発すると、浜名湖を越え、愛知県へ。するとまもなく、本日の最終目的地、豊橋駅へ到着します。全体的に本日は移動よりも、甲府観光がメインだった感じもしますが、本日の移動距離は388kmと、普段の2倍近い距離を移動することができました。やはり、新幹線の偉大さを感じることができます。

東海道新幹線のN700系A
東海道新幹線のN700系A
豊橋駅
豊橋駅

【19:55-20:25】 豊橋カレーうどんを食する

豊橋へ到着後、荷物の整理をし、夕食へ。豊橋の名物はあんかけスパ、うなぎ、ちくわなど様々ですが、今回は豊橋カレーうどんを頂くことに。訪問したのは豊橋駅から徒歩3分の「玉川うどん」さん。

名代 玉川うどん 豊橋広小路本店
名代 玉川うどん 豊橋広小路本店

今回は豊橋カレーうどんと豊橋牛の牛すき丼のセットを注文。ご想像の通り、豊橋カレーうどんは豊橋のご当地メニューで、うずらの卵を乗せることが豊橋カレーうどんの要件の一つとなっています。玉川うどんのカレーうどんはドロっとしたルーで、辛さは市販のカレールーでいう中辛程度。カレーが麺によく絡み、スープを飲んでいなくとも、自然にスープが減っていくほどです。そして、食べ進めていくと最後の方に思わぬサプライズ。器の底からご飯ととろろが登場します。食感が変わってまた新鮮な気持ちで食べられます。また、スープを最後まで楽しんでもらう工夫に感心します。豊橋牛の牛すき丼は脂身はなく、赤身がメインのさっぱりとした味わい、そして、タレの味が染み込んでいて美味しかったです。

豊橋カレーうどん(豊橋牛の牛すき丼セット)
豊橋カレーうどんと豊橋牛の牛すき丼のセット
麺の下の方にごはんととろろがある
麺の下の方にごはんととろろがある

それでは本日は少し遅い時間となりましたが、旅程はここまでです。お疲れ様でした。

【YouTube】